【Snap-on FLF80Aレビュー】整備士になって初めて買ったラチェット
はじめに
現在はSnap-onの工具箱を使用し、多くの工具を所有していますが、最初からそうだったわけではありません。
整備士として働き始めた頃は会社の貸与工具や共用工具を使いながら、少しずつ自分の工具を揃えていました。
そんな私が初めて購入したSnap-on工具が、FLF80Aフレックスラチェットです。
今でも現役で活躍している一本ですが、このラチェットには単なる工具以上の思い出があります。
共用工具として使っていたFX80A
入社当初は会社の共用工具を使うことも多く、その中にSnap-onのFX80Aがありました。
フレックスヘッドにロック機構が付いたモデルで、使い勝手も良く、整備作業で活躍していました。
当時はまだ貸与工具や共用工具が中心。
Snap-onは憧れの工具というイメージで、自分で購入する未来までは想像していなかったと思います。
ただ、使うたびに
「やっぱり使いやすいな」
と感じていたことは覚えています。
整備士としての大先輩との出会い
そんな頃、職場に一人の整備士が転職してきました。
会社では私より後に入社したため立場としては後輩になります。
しかし整備士として見れば全く別です。
以前はトヨタディーラーで検査員をされていた方で、知識や経験も豊富でした。
私からすると後輩という感覚はほとんどなく、整備の先生のような存在でした。
分からないことを聞いたり、作業方法を教えてもらったり、多くのことを学ばせてもらいました。
今振り返っても、あの頃に吸収できた経験は非常に大きかったと思います。
Snap-on工具箱との出会い
ある日、その先輩が工具箱を職場へ持ってきました。
友人から譲り受けたとのことで、下取りに出すくらいなら使った方がいいという話だったそうです。
持ち込まれた工具箱はSnap-onのKRHT4009シリーズ。
ブラックボディーにレッドトリムという組み合わせでした。
当時の私は、
「これがSnap-onか」
と思ったのを今でも覚えています。
見た目の格好良さはもちろんですが、それ以上に工具や工具箱全体から伝わる質感や存在感に驚きました。
共用工具のFX80Aを使っていたこともあり、
「やっぱり違うな」
と感じた瞬間でした。
今思えば、この頃からSnap-onへの憧れが強くなっていった気がします。
初めて購入したSnap-on工具
そんな経験もあり、自分でも少しずつ工具を揃えたいと思うようになりました。
そして購入したのがSnap-on FLF80Aです。
私にとって初めてのSnap-on工具でした。
工具を一つ購入するだけでも大きな決断だった時代です。
だからこそ購入した時の嬉しさは今でも覚えています。
今ではたくさんの工具がありますが、「初めての一本」という特別感は変わりません。
FLF80Aを使い続ける理由
購入から年月が経った今でもFLF80Aは現役です。
オイルフィルター交換。
ベルト交換。
狭い場所でのボルト脱着。
様々な作業で活躍しています。
フレックスヘッドは自由度が高く、角度を変えながら作業できるため非常に便利です。
新しい工具が増えた現在でも、自然と手が伸びる工具の一つになっています。
長年使用していますが、大きなトラブルもなく現在も活躍してくれています。
工具以上に残っているもの
その先輩とは約3年ほど一緒に仕事をさせてもらいました。
職場では後輩でしたが、整備士としては大先輩。
整備の考え方や作業方法など、多くのことを学ばせてもらいました。
その後、先輩は退職されました。
現在は再びトヨタ系の現場へ戻られ、レクサス店で活躍されているそうです。
今でも時々連絡を取ることがあります。
工具を貸したり借りたり。
近況を報告したり。
職場は変わっても繋がりが続いていることは嬉しく思います。
FLF80Aを見ると、そんな当時のことを思い出します。
Snap-onとの出会いだけでなく、人との出会いも思い出させてくれる一本です。
まとめ
FLF80Aは私にとって単なるラチェットではありません。
整備士として経験を積み始めた頃の自分。
尊敬する先輩との出会い。
Snap-onというブランドとの出会い。
そういった思い出が詰まった一本です。
今では工具箱も増え、工具も増えました。
それでも工具箱の中からFLF80Aを手に取るたびに、整備士として歩み始めた頃の気持ちを思い出します。
これからも長く使い続けていきたい、大切な相棒の一つです。
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